新型コロナの緊急事態宣言で5月の引っ越しはダメ?引っ越しの際の注意点
新型コロナウイルスが世界中で流行し、日本国内でも緊急事態宣言が出され、外出自粛要請が発表されています。
こうした状況のなかでも引っ越しをしなければいけない人もいるはずです。
「やっぱり引っ越しも控えた方がいいのかな?」
「こんな状況だけど、引っ越ししないといけない。どうしよう・・・・」
「新型コロナウイルスが心配だけど、そうすれば安全に引っ越せる?」
ここでは新型コロナウイルスが引っ越しに及ぼす影響や周りの状況、引っ越しの際に注意する点も合わせて説明していきます。
引っ越しで発生する新型コロナウイルスの3つのリスク
新型コロナウイルスによって外出自粛要請がなされているなかで、引っ越しをするにあたり様々なリスクが想定されます。
感染拡大に関するリスクは引っ越しに関わらず、どの活動においても想定されるものです。
それ以外に引っ越しに直結したリスクを3つ紹介します。
- 都市部から地方へは近隣から不安がられる
- 地方から都市部は感染のリスクが高まる
- 新生活に慣れるのに時間がかかる
それぞれのリスクについて解説していきます。
都市部から地方への引っ越しは、近隣から不安がられる
この時期の都市部から地方への引っ越しはどのような理由があれ近隣からのイメージはよくありません。
そうなった際にご近所さんに馴染めなかったり、お子さんがいる場合はいじめの対象となってしまうリスクもあります。
お子さんがいる家庭の場合はそのようなリスクを頭に入れておきましょう。
- ご近所さんに馴染めない
- 子供がいじめの対象になる
地方から都市部への引っ越しは、感染リスクが高まる
地方から都市部への引っ越しの場合、感染リスクが高まります。
都市部などの人口密度の高い地域ほど新型コロナウイルスの患者が多く、増加数も大きいです。
そういう場所に引っ越すのは感染リスクの観点からみて非常に危険です。
また、都市部ではマスクやトイレットペーパーやお米などの生活必需品が不足することがあります。
現時点での都市部への引っ越しは、収束を待つことがよい選択といえるでしょう。
- 感染の可能性がある
- 生活必需品が不足している
引っ越した後、新生活に慣れるのに時間がかかる
新型コロナウイルスの影響で営業していないお店も増え、仕事を探したとしても新たな社員を採用している職場もほとんどありません。
引っ越しは生活環境が大きく変わるものではありますが、このような状況で引っ越しをすると、生活が安定するまでに時間がかかってしまいます。
役所の対応も、時短営業で遅くなっていることから、手続き関係もスムーズにできない可能性があります。
- 仕事が見つからない
- 引っ越し後の手続きがスムーズにできない
引っ越しのキャンセル料は?国土交通省が定めている
すでに引っ越しの予約をしていたけど、新型コロナウイルスの状況をみて引っ越しのキャンセルを検討しているが、キャンセル料が発生するのではないかと不安になっている人もいるはずです。
しかし、引っ越しのキャンセル料には国土交通省が定めた取り決めがあるので安心してください。
- 当日:運賃及び料金の50%以内
- 前日:運賃及び料金の30%以内
- 前々日:運賃及び料金の20%以内
3日以上前にキャンセルするという旨を伝えれば、キャンセル料は発生しません。
これはどの引っ越し業者を利用しても同じです。
引っ越しの3日以上前に「新型コロナウイルス対策」を理由としてキャンセルすれば、無料で対応してもらえます。
新型コロナの影響でも、半数は予定通り引っ越しをしている
新型コロナウイルスの影響をうけた、2020年の年度末に引っ越しをした人はもちろんいます。
しかし、引っ越し予定だった人の約40%が延期を決めたという調査結果があります。
緊急事態宣言は外出自粛の範囲にとどまっていて、引っ越しの自粛要請は出されていないので
やむを得ない引っ越しであれば、ある程度のリスクを受け入れ引っ越しするという選択もあるでしょう。
しかし、その際にはこれまでの引っ越しとは異なる注意点があります。
どのような点に注意すればよいのかについて解説していきます。
引っ越し先選びの注意点
【注意点】新型コロナウイルス対策はしっかりとして内見する
このタイミングでの内見は不動産会社も大家さんもできれば行きたくないものです。
感染拡大のリスクから不動産会社によっては内見をストップしていることもあります。
内見を希望する場合には事前にメールなどでやり取りをし、候補となる物件をある程度絞っておきましょう。
現地での内見時間を短縮するために室内の写真や動画の共有が可能かどうか確認してみましょう。
また、内見の際は最低限マスクを着用しましょう。
マスクの無い方はこちらからどうぞ※無くなり次第終了
- 内見する物件はある程度しぼる
- 内見の時間は短く
- マスクをし、できればハンドジェルも用意
【注意点】物件は職場や学校に自転車で行ける範囲で選ぶ
引っ越し先は、できるだけ職場や学校に自転車で行ける範囲がおすすめです。
私もそうですが、電車移動は感染のリスクが発生します。
公共の交通機関はできるだけ頼らないのがベストなので、遠くても自転車で30分以内の物件を選びましょう。
徒歩圏内ならなお良いです。
新型コロナが収束した後も、通勤、通学のストレスがなくなるので精神的に余裕ができます。
自由にできる時間も増えますので、できるだけ職場近くの物件を選びましょう。
引っ越しした後の注意点
引っ越し後は、手続きや挨拶を行うと思います。
その際の注意点をまとめています。
【注意点】役所の手続きはできるだけ郵送で行う
引っ越しの際には、転出届と転入届の提出があります。
今住んでいる場所、引っ越し先、それぞれ1回ずつ行かなくてはいけません。
しかし、新型コロナウイルス対策として、転出届については、ほとんどの自治体が郵便での受付に対応しています。
また、転入届は引越しをしてから14日以内の提出が義務付けられていますが、自治体によっては14日を過ぎての提出も可能です。
自治体によって対応が違うので、各自治体のホームページで確認を行い、できるだけ郵送で済ませるようにしてください。
【注意点】引っ越しのあいさつま「メモ」が良いかも
引越しをしたら隣近所に挨拶しますよね?
しかし、感染のリスクから、挨拶されても迷惑に感じる人もいますし、自分自身も感染のリスクが伴います。
迷惑に思われないように、引っ越しの挨拶はメモで行いましょう。
どこから引っ越ししてきた誰なのかを分かるようにし、
「落ち着いたら挨拶に伺います」
と書いてメモを投函するのが良いです。
引っ越し料金だけを考えれば、新型コロナだから安い
ここまでの説明で新型コロナウイルスが収束するまでに引っ越しをすることのリスクを説明してきましたが、
最後にこのタイミングで引っ越しをする唯一のメリットを紹介します。
それは引っ越し費用を低く抑えることができることです。
新型コロナウイルスの影響で、引っ越し業者の需要が低くなっていることから、引っ越し業者はこの時期の引っ越し料金を低くしている可能性が非常に高いです。
まとめ
新型コロナウイルスが収束するまでは特別な事情がない限り、このタイミングでの引っ越しを避け収束を待つことがおすすめですが、
この状況がいつまで続くかわからない中で、引っ越しをしなくてはいけない人もいるはずです。
その場合には、物件選びの段階から引っ越しまでで、今できる新型コロナ対策をしっかりしてください。
引っ越しを検討しているのでしたら、私がおすすめする引っ越し見積もりサイトをこちらにまとめましたので、ご活用ください。
あなたの引っ越しが安全で安心に進むことを願っています。